
こんなモヤモヤを感じていませんか?
仮想通貨を効率よく運用するために、コインチェックのレンディング(貸暗号資産サービス)は、魅力的な選択肢の一つです。「申請して承認されれば、自動で利息がつく」という手軽さもあり、「できるだけ早く貸出したい!」と考える人は多いでしょう。
しかし現実には、なかなか承認されずに心配な人も多いようです。
この記事では主に、
- コインチェックのレンディングが承認されない理由
- コインチェックで承認されない時の対処法3選
- コインチェックのレンディングのメリット・デメリット
について解説します。
仮想通貨をムダに寝かせることなく、運用したい人は最後まで読んでください。
コインチェックのレンディングが承認されない理由
コインチェックのレンディングには「借入上限」がある
コインチェックのレンディングでは「借入額」に上限があるため、申請してもすぐには承認されにくいです。
つまりは、
- コインチェック側の「借り入れ額」に上限がある
- 借入可能枠が空くまで承認できない
- 借入可能枠が空いたら、申請順(先着順)に承認していく
※ユーザーの貸出申請額には制限がないため、申請が集中しやすい傾向があります。

申請した時点で、すでに多くの申請者が待っているため、承認までに時間がかかってしまうのです。
公式サイトでも、借入上限に達すると承認までに時間がかかると、記載されています。
当社借入上限に達している場合は、借入可能枠ができ次第、申請順に承認させていただきます。そのため、承認までお時間をいただく場合がございます
— Coincheck Help Centerより引用「注意事項」より
👇コインチェックのレンディング対象通貨一覧

👇コインチェックのレンディングサービスの「貸出期間」と「年率」
貸出期間や利率は、全通貨で共通のプラン体系(14日/30日/90日/180日/365日)です。
貸出期間 | 年率 |
---|---|
14日間 | 1.0% |
30日間 | 2.0% |
90日間 | 3.0% |
180日間 | 4.0% |
365日間 | 5.0% |
👇確認時(2025年7月)の受付状況

受付状況は随時変更されるため、最新の情報はコインチェックの貸暗号資産ページでご確認ください
コインチェックで承認されない時の対処法3選
申請しても承認されない場合は、ただ待つだけでなく、貸出し条件を見直したり、他の選択肢を検討したりするのが得策です。
ここでは、承認スピードを上げるための2つの具体策と、他社レンディングサービスとの比較を紹介します。
対処法①:短期プランに変えて「待ち時間」を減らす
対処法②:人気通貨を避けて「承認されやすい通貨」に変更する
対処法③:「承認待ちゼロ」も狙える他社レンディングを利用する
対処法①:短期プランに変えて「待ち時間」を減らす

長期プランではなく、より短い貸出期間を選ぶと、承認される可能性が高まります。
年率の高い長期プラン(365日・180日など)は人気があり、申請が集中するため、承認までに時間がかかりやすくなります。
一方14日間の短期プランは、申請者の入れ替わりが早く、比較的早く承認される傾向があります。
公式サイトでも、貸出期間が短いほうが承認されやすいと説明されています。
貸出期間が短期の方が承認されやすい?
貸暗号資産として貸出申請を出されるお客様は、貸出期間を90日間以上で出されるケースが非常に多く、90日間以上の貸出期間では、期間も長いことから貸出待ちの行列が長い状況です。そのため14日間等の期間で貸出申請をお出しいただくと、当社での借入承認の機会はより早くなる(※)傾向にあります。
(※)暗号資産ごと、貸出期間ごとに貸出承認待ちのお客様がいる場合があり、すぐに貸出承認されるとは限りません
— Coincheck Help Centerより引用「貸出期間が短期の方が承認されやすい?」より
引き続き同じ通貨で承認を待ちたい場合は、まず貸出期間を見直してみましょう。
短期プランは比較的承認されやすい傾向がありますが、状況によってはすぐに承認されない場合もあります。
対処法②:人気通貨を避けて「承認されやすい通貨」に変更する
申請している通貨でなかなか承認されない場合は、「別の通貨で申請してみる」というのも一つの選択肢です。

BTCやXRP、ETHなどの主要通貨は人気が高く、申請が集中しやすいため、受付されても承認までに時間がかかります。
たとえば、
・Polkadot(ポルカドット):すべての貸出期間で「受付中」
・ライトコイン(LTC):365日プラン以外は「受付中」
の場合は、比較的受付枠が多いため、その分承認まで短くなる可能性があります。
※確認時点(2025年7月)
このように対象の通貨を持っていなくても、気になる通貨があれば購入して、タイミングを見て申請するのも有効です。

対処法③:他社レンディングサービスを検討する
投資の機会損失を避けるため、早く貸出したい場合は、他社のレンディングサービスを検討してみましょう。
以下ビットコイン(BTC)の、「国内取引所」7社と「レンディング専門事業者」2社の「年率・貸出期間・最低数量・途中解約」について表にまとめました。
※スマホの方は表を横にスクロールできます。
取引所 | BTC年率 | 貸出期間 | 最低数量 | 途中解約 |
---|---|---|---|---|
Coincheck | 1~5% | 14日~ | 1万円相当 | ✕ |
bitFlyer | 1.15~3.05% | ~182日まで | 0.001 BTC | ✕ |
bitbank | 0.1~5% | 募集毎に決定 | 募集毎に決定 | 〇(5%の手数料) |
GMOコイン | 1.3% | 1ヶ月~ | 0.1 BTC | 〇(貸借料の10%) |
SBI VCトレード | 0.1~0.5% | 7日~ | 0.03 BTC | ✕ |
BITPOINT | 募集毎に決定 | 募集毎に決定 | 募集毎に決定 | ✕ |
ビットトレード | 1~1.3% | 90日~ | 指定なし | ✕ |
▼レンディング専門事業者 | ||||
PBRレンディング | 10~12% | 1ヶ月~ | 0.003 BTC | 〇(1カ月後~) |
BitLending | 8% | 1ヶ月~ | 0.01 BTC | 〇(30日間~) |
*1 確認時(2025年7月)の募集内容です。
*2 確認時(2025年7月)の定期募集型の画面に表示された内容です。
情報は随時変更される可能性があるため、最新の情報は各社の公式サイトで確認ください
コインチェックのレンディングのメリット・デメリット

ここでは、コインチェックのレンディングのメリット・デメリットをまとめました。
コインチェックのレンディングのメリット
・すでにコインチェックを利用していれば、すぐにレンディングの申請ができる
・1万円相当の少額から始められる
👉少ない金額からスタートできる
・めんどうな外部送金なし
👉コインチェック内の「取引アカウント」から「貸暗号資産アカウント」へ振替するだけで申請準備が完了
・対応通貨は36種類と豊富
👉例:BTC・ETH・XRP・DOT・AVAX・MATIC・IOST・SHIBなど
コインチェックのレンディングのデメリット
・申請後に「承認」される必要があるため、すぐに貸し出せないことが多い
人気プランでは申請が集中し、なかなか通らない
・専門レンディング業者と比べて利率が低い
高利回り・短期運用を求める人には物足りない可能性がある

おすすめの人 →「気軽にスタートしたい人や初心者向け」
そうでない人 →「スピードや利回りを重視する中・上級者向け」
ご自身の目的や重視したいポイントに合わせて、最適な選択肢を見つけましょう。
🗨️コインチェックのレンディング|よくある質問(Q&A)
Q:貸出申請をキャンセルして、再申請できますか?
A:承認前であればキャンセルできます。
再申請もできますが、すでに順番に並んでいる方がいるため、承認は先着順となります。
Q:承認されなかった通貨はどうなりますか?
A:承認されていない通貨は「申請中」のまま保留されます。資産はロックされていないため、出金や売却も可能です。
なお、自動キャンセルは行われないため、取り下げる場合は自分でキャンセル操作を行う必要があります。
Q:途中解約は可能ですか?
A:途中解約はできません。
承認された資産は契約期間が終了するまで、引き出したり売却したりできません。
「長期保有目的の資産のみを貸し出す」など、ご自身の運用スタイルに合わせて貸出ししましょう。
まとめ
コインチェックのレンディングが承認されない主な原因は以下3つです。
・借入枠に空きがない
・承認は先着順で行われる
・人気プランに申請が集中している
対処法としては、以下の3つがおすすめです。
・短期プラン(例:14日間)への変更
・他の通貨で申請
・BitLendingなど他社サービスの活用
※申請状況によっては、承認までに時間がかかる場合があります。
申請プランや通貨を見直し、別のレンディングサービスも積極的に検討することで、レンディングを早く始めて資産を効率よく増やしていきましょう。
本記事の内容は、情報提供を目的としたものであり、投資や金融行動を勧誘・推奨するものではありません。
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本記事の内容に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いかねます。最終的な判断はご自身の責任にてお願いいたします。